八頭会の活動(2019年)
【八頭会の活動報告】
「新年会:今年の八頭会を考える座談会」
日時:2019年2月17日(日)
場所:寿司つばさ
今年の八頭会は2月からのスタート。2019年初の集まりということで、ノンアルコールのシャンパンで乾杯してから今年の活動について話し合いました。消費税増税、オリンピック、ミシュラン福岡・佐賀・長崎2019の発売など色々な動きがある今年、自分たちは基本に立ち返り「異なるバックグラウンドの料理人同士による高いレベルでの技術交配」を会として重ねていく指針で一致しました。今年も八頭会をよろしくお願い申し上げます。
4月
【八頭会の活動報告】
「旬の山菜」
日時:2019年4月21日(日)
場所:サンテミリオン
平成最後4月の八頭会のテーマはサンテミリオンにて「旬の山菜」をテーマに開催しました。山菜は洋食(フレンチ)や中華ではあまり主体的に使いませんが、和食や鮨では季節の味として多様する食材なので、改めてそれぞれの山菜について確認しながら調理法・保存方法などについての座学での情報交換を行いました。
その後の実食は各種山菜をただ茹でたものを塩で味見しつつ、タケノコとふきのとうのリゾット、鴨・セリ・たらの芽のフリットの一皿、を味わいました。
今回からテーマに対して各メンバーがテーマにあわせた料理を持ち寄ることもはじめたので、エタンセールカワモトが春の魚クレソンのソース、タプナードとふきのとう、たらの芽のピクルスの一皿を、江戸前鮨 二鶴がわさびの葉の細巻きをつくりました。
6月
【八頭会の活動報告】
「中華の煮込み」
日時:2019年6月16日(日)
場所:ビストロチャイニーズRON
令和最初の6月八頭会のテーマは「中華の煮込み」。フレンチ、和の技法とはまた違う蒸籠を使う技法の利点を入江シェフが解説しながら会を進めていきました。今回は論理よりも実践メインで、まずは「あらかぶ」をフライパンにいれ塩をベースにしたスープに国産レモン、梅干し、香辛料などを入れて旨みをとじこめた「潮州料理(広東近郊エリア)」で提供。続いて、「すっぽん」の煮込みは肉主体ではなくエンガワや内臓を使ってスープを煮だしていく手法を披露。最後には、焼きをつけて味を閉じ込めておいた皮付きの豚肉を蒸籠で5時間蒸した「東坡肉(トンポーロー:豚の角煮)」で、蒸気の力でソースが煮詰まることなく素材にゆっくりと染みこませていく手法を味わいました。
次回は7月に馳走なかむらにて「器」をテーマに開催予定です。
7月
ミシュランガイド2019 福岡・佐賀・長崎が発表になり、八頭会からは
江戸前鮨 二鶴 ★★
馳走なかむら ★★
サンテミリオン ★
寿司つばさ ★
と合計6個の★獲得となりました!!また、★はなりませんでしたがエタンセールカワモトも「レストランの快適度:非常に快適」の評価をいただき、掲載となりました。
7月
【ハモと器】
日時:2019年7月21日(日)
場所:馳走なかむら
7月の八頭会は「ハモと器をテーマ」に。まずはハモの骨切り(皮を切らないように細かい切り込みをいれて小骨を切っていく技法)のタイミングや事前の仕込みについての話からスタート。骨切りしたハモに串打ちしてから、皮目を炙るまでを実演。続いては骨切りをしつつ切り分けていき、葛粉をうって下ごしらえ。最後は骨切りを終えてから皮を剥いてから寿司ネタ用の仕込みに。
器については、今月馳走なかむらで使っている、突き出し、碗、造り、八寸、焼き物、炊き合わせ、ごはん、果物の一揃えを出して、それぞれを説明。お膳を料理からデザートで替えるか替えないか、で料理家の格が変わるという話。毎月器を変える時には使う器をすべて並べて全体像を把握するのが大事という話。季節感の演出とお客様の目線や器への印象の持たせ方の話。器を選ぶ時(買う時)の考え方のことなど興味深い話がたくさん出ました。
下ごしらを終えたハモを使って今夜の料理は「焼き霜造り」と「ハモ寿司」の一皿。「ハモ出汁に鰹出汁をあわせた、にゅうめん」、デザートには「水羊羹」となりました。
次回は少し月があいて、10月に江戸前鮨 二鶴にて開催予定です。
10月
【八頭会の活動報告】
「DINING OUT WAJIMA 視察」
日時 : 2019年10月13日(日)
場所 : 江戸前鮨 二鶴
10月八頭会は10月5日(土)6日(日)に奥能登輪島で開催された「DINING OUT WAJIMA」に参加した感想についての感想からスタート。観光、食、文化体験、デザイン体験などが一体となった2日間の貴重な体験を聞き「地方での可能性」「地域への光の当て方」「料理と文化の融合」をテーマに話し合いを重ねました。
https://www.onestory-media.jp/post/?id=3299
さらに「北九州の魚はなぜ旨いのか?」ということで北九州市観光課の方がつくった資料を見ながら、北九州の魚文化についても情報共有もおこない「産業は近代化したが漁業は江戸時代からの伝統的な手法を大事にしている」といった話も題材に、北九州の「漁業や魚市場」の特殊性や可能性についても話し合いました。
次回は今年最後の会をエタンセールカワモトで11月に予定しています。
11月
【八頭会の活動報告】
「秋の味覚、キノコを学ぶ」
日時:2019年11月10日(日)
場所:エタンセールカワモト
2019年最後の八頭会はエタンセールカワモトで「キノコ」をテーマに開催。ヨーロッパから取り寄せた「ジロール茸(アンズ茸)」「トランペット(黒ラッパ茸)」「プルロット(平茸)」「ピエ・ブルー(紫シメジ)」「ポルチーニ」、ほかはメンバーからの差し入れで「松茸」「黒トリュフ」も揃えて秋の味覚の勉強会がスタートしました。各キノコの特徴、価格、掃除のことなどを座学で勉強しつつ、日本の様々なキノコについての情報交換も。
実食の料理メニューは「フォアグラのフラン マッシュルーム(シャンピニオン)のクリーム」「トランペット茸のポムパイヤッソン(じゃがいもの料理)」「ポルチーニのコンソメスープ」「キノコのソテー」「お口直しにヌガーグラッセ」。フレンチとは別に「松茸のスープ、昆布だしと洋風鶏だしをあわせて」も中村さんから。
来年は2月よりまた2020年度、八頭会のスタートです。